業務効率化

書いてもらったアンケートが、束のまま眠っている

書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)

「ご意見をお聞かせください」。受付の横に置いたアンケート用紙は、思っていたより書いてもらえます。丸をつける欄のほかに、余白までびっしり書いてくださる方もいる。

受け取ったその場では、一枚ずつ読んでいるんです。ありがたいな、と思いながら。それをクリップで留めて、引き出しにしまう。

気づくと束が厚くなっています。いつか集計しよう。そう思っているうちに用紙の文面を変える時期が来て、古い束はさらに奥へ。

止まるのは、全部を表にしようとするから

束が読まれないのは、忙しいからだけではないはずです。読み返そうとした瞬間に「ちゃんと集計しないと」と思ってしまう。丸の数を数えて、自由に書かれた欄を打ち込んで、表にまとめて。そこまで考えると、手をつける前から一晩がかりの作業に見えてきます。

全部を表にしなくても、分かることは案外あります。知りたいことが一つ決まっていれば、見るのはその話が出てくる紙だけで済む。「初めての方は、どこで迷っているか」なら、そこに触れている声を抜き出せばいい。

手書きの字を打ち直す手間も、いまはAIに任せられます。写真を撮って渡すと、文字を読み取って、似た内容ごとにまとめてくれる。癖のある字は読み違えることもあるので、元の紙と見比べる前提です。

気をつけたいのは、名前や電話番号の欄です。そのままAIに渡すのは避けて、撮る前に付箋で隠しておきます。

今日からできる最初の一歩

いちばん効くのは②を先に決めることです。問いを持たずに渡すと、きれいな要約が返ってきて、読んだ気になって終わる。問いがあれば、次に何を変えるかの話まで進めます。

丸をつける欄は、今回は置いておいて構いません。数えるのは後回しにしても、声のほうから先に見えてくるものがあります。

  • ① 束の中から、直近の一か月ぶんだけを取り出す。古い束は今日は触らない
  • ② いま知りたいことを一つだけ紙に書く(例: 初めての方は、どこで迷っているか)
  • ③ 名前や連絡先の欄を付箋で隠して、自由に書かれた欄をスマホで撮る
  • ④ 写真をAIに渡して、②に関係する声だけを似たもの同士でまとめてもらう。読み違いがないか、元の紙と見比べる

入り口の先へ

どの問いから立てるか、用紙の項目そのものを見直すかは、お店ごとに違います。紙のままが合うお店もあれば、次からスマホで答えてもらう形のほうが楽なお店もある。

20分の無料AI診断では、いまの用紙を見ながら、まず何を知りたいのかを言葉にするところから一緒にやっています。記入済みの束は持ってこなくて大丈夫です。白紙の用紙が一枚あれば、話は始められます。

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